今回も、アキュートのキュートなシーン多めでお送りします。
【前編はコチラ】
【プレイ日記】ウマ娘 第9話 ワンダーアキュート ~”隠しイベント”の笑顔を求めて・前編~ - 我が日常の裏・表
「ウマ娘 プリティーダービー」というゲームは、プレイヤーがトレーナーとなってウマ娘を育成するゲームですが、育成中の台詞の端々から、ウマ娘ごとにトレーナーにもある程度のキャラクターが匂わされています。例えばサクラバクシンオーのトレーナーは1200m×3レースで以って3600mという長距離を走ったことにして彼女を騙しますし、アグネスタキオンのトレーナーは彼女のために10日くらいの監禁なら快諾する狂人です。ワンダーアキュートのトレーナーもそのタイプで、独自のキャラ付けが既になされています。しかも、割と強めに。
簡単にお話しておきます。このトレーナー、期待の新人(第2話)ですが、ワンダーアキュートと契約を結ぶ前に既に12人ものウマ娘から担当契約を振られている過去(第1話)を持っています。柔軟かつ綿密なトレーニングメニューを組めるのですが、メニューを頻繁に変えられる臨機応変さがかえって、デビューを控えるウマ娘の不興を買ったようです。
おばあちゃんと称されるワンダーアキュートの寛容な性格が幸いして、2年目の中ほどまで順調に育成が進んでいますが、どうも彼女の体調が万全ではない。ここでトレーナーが完全に自信を喪失。
通りすがりの覇王・テイエムオペラオーにここまで言われる始末です。
実情としてはワンダーアキュートが持ち前の寛容(もとい忍耐強い)性格からずっと我慢を隠していたのでした。
大事に至る前で良かったです。思わずトレーナーもアキュートによしよしされてしまいます。
しっかり休息をとり、万全を期して「ジャパンダートダービー」に臨みます。
ジャパンダートダービーは、ダートウマ娘にとって日本ダービーも同然です。夜に開催されるのが独特ですよね。
ここまでの育成、グランドライブシナリオと比べてもはるかに上振れしているため余裕で勝ててしまいました。
このレースのウイニングライブで新曲「UNLIMITED IMPACT」が解禁されました。「Winning the soul」や「NEXT FRONTIER」とも違うカッコよさ。初出はマルゼンスキー、フジキセキ、オグリキャップの3人によるユニット曲です。
正直めっちゃ好きな曲です。
このジャパンダートダービーを見つめていたウマ娘が一人。遂に当代の絶対的強者・スマートファルコンに目を付けられてしまいました。
「ひとり旅だったけど! ずーっとひとりじゃなかったよー!!」
なんてそんな、逃げウマ娘の特権みたいな台詞ずるいなぁ……。
そんな彼女とも「JBCクラシック」にて遂に激突します。まずは1勝。嬉しそうな笑顔が可愛いですね。
続いて年末の総決算・「東京大賞典」。
スマートファルコン相手に2連勝を飾り、幸せな気持ちのまま迎えた3年目・シニア級。
今年の初詣もアキュートがキュート。堪忍堪忍と懇願するしぐさといい、トレーナーに神様のコスプレをさせるところといい、とにかく可愛くないですか? そしてトレーナーはここでオペラオーのことを思い出しているのが面白い。
バレンタインデーにいたってはこちらからのサプライズで彼女の可愛さを限界まで引き出します。花束を貰ったからって、そんなプロポーズじゃないんだから……。
そんなアキュートのキュートな1面ばかり見てきたかというと、そういうわけでもありません。2月後半の「川崎記念」に向けて、戯れの裏では限界までトレーニングを積んでいます。智慧を捨てでも勝利を渇望する彼女に応えるために、トレーナーも涙を流して心を捨てているのですから。
その甲斐あって、レースには最終コーナーの手前で逃げるスマートファルコンを捉えて先頭に立ちました。3連勝です。
そう、ここでスマートファルコン相手に3連勝を飾ることができたおかげで、“隠しイベント”が発生しました。過去3戦とも、逃げウマ娘の彼女を誰よりも熱心に追いかけたことから、ファル子がアキュートを自分の熱心なファンとして認めてくれたのです。その証にうちわがプレゼント。
アキュートがトレーナーをねぎらってくれました。それはそれはもう、満面の笑顔で。可愛い。
4月、ファン感謝祭ではアートボクシングの大会で優勝してこの笑顔。トレーナーに自慢する感じが年相応で、この子もおばあちゃんではなく女子学生なのだということを思い出させてくれます。
しかし、川崎記念に向けて寿命を前借りして調整を重ねた反動は重く、レースに関して言えばもはや完ッ全におばあちゃん。いよいよレースから身を引いて「ダートの語り部」に転向するつもりのようです。
そんな彼女に、後輩のホッコータルマエが追いついてきました。
スマートファルコンからワンダーアキュートへ、ワンダーアキュートからホッコータルマエへ。時代の頂点にすら立ったダートウマ娘たちの物語は、砂の上でこそ語り継がれるものです。「生きた話が聞けるのは、レース場だけ」というホッコータルマエの言葉がアキュートの枯れた闘志を蘇らせます。
その年の暮れ、連覇のかかる「東京大賞典」。このレースがアキュートとトレーナーの「再出発」になったのでした。
さて、グランドマスターズシナリオではURAファイナルズに代わって「グランドマスターズ」が育成最後のレースとして用意されています。今までアドバイスを授けてくれていた三女神様も出走します。
1番人気こそ譲ってしまう強さもなんのその、“神速”やら“末脚”やら、潤沢に集めてきたスキルがドンドン発動して気持ち良いほどの勝ちっぷりでした。最終的な評価点は、未踏の領域「S+」。スキルポイントはザックザクだし、グランドライブシナリオほど頭を悩ませることなく、これほどまでに強いウマ娘が育成できてしまいました。三女神さまの力、恐るべし。
ちなみに、「グランドマスターズ」のウイニングライブとして「Everlasting BEATS」が新しく書き下ろされました。どこまでも荘厳で、聖歌のような響きの1曲です。レース共々VR空間で披露されます。現実的ではないからこそシーンに応じてステージが様変わりするのが見どころですね。
さて、赤鬼を倒し、三女神をも超えた存在となったワンダーアキュート。それから6年に亘ってダート界に不老不死のごとく君臨し続けます。レース前の控室のルーティン・闘魂肩たたきも健在です。たとえその意味が変わっても。
そんな彼女のキャラストーリーの最終話は、このようになっています。夏合宿中のある日、アキュートはトレーナを連れて灯篭流しに足を運びます。お互いに書いた願い事は伝えぬまま灯篭を流して帰るのですが、その帰りの会話が素敵です。
ちなみに、その灯篭にはそれぞれ――。
お読みいただきありがとうございました。