今回はこの娘のお話です。
初めてゴールドシップ(第5話)を育成したのは昨年4月のこと。それ以来、しばらくゲームはおろかブログにも手を出す余裕すら無い生活が続いていました。(実際この時期はブログの更新が滞っています)。
気が付くと8月、そういえば、まだライブシアターでティアラ路線の楽曲「彩Phantasia」を獲得していないことを思い出しました。iTunesStoreで買って普段から聴き込んでいるほどに好きな楽曲だけあって、ライブシアターで自由に観られないのは勿体ない。そこで、メインストーリーの「有馬記念」問題は一旦忘れ、「彩Phantasia」の獲得を念頭に置いた育成に着手することに決めました。
「彩Phantasia」がウイニングライブ楽曲として設定されているのはティアラ路線の「桜花賞」、「オークス」、「秋華賞」の3レース。これまで扱ってきたウマ娘では第3話のウオッカが桜花賞、秋華賞に出走してきました。しかし未だ勝てず。
この楽曲を獲得するためには何としてでもティアラ路線の3レースのどこかで1着を獲る必要があります。そこで、確実にこの3レースに出走するであろうウマ娘ということで6人目はエアグルーヴに決めました。
とりあえずこの3レースのどこかで勝って、「彩Phantasia」を獲得するのが今回の育成の目標です。ヒトリエのシノダさんに似てますよね。
有名どころのウマ娘はだいたい覚えてきたけど、エアグルーヴってのがヒトリエのシノダさんに似すぎ
— いろはす/芭蕉 (@Irohasu1230) 2021年7月20日
記録を見返したところこの育成は8月1日に開始したとのこと。まだ「グランドライブ」が追加される前の話。そのため第4話①(ミホノブルボン)までと同じように「URAファイナルズ」のシナリオで育成しています。
才色兼備にして品行方正、生徒会副会長としてウマ娘たちの模範を示す姿は流石のもので、デビュー前ながらトレーニングにはギャラリーが出来るほどの存在感を放っています。トレーナーにもこの一言。
「常に『見られている意識』を持て」
思わず画面越しの私も背筋がしゃんとします。
デビュー戦は札幌。後輩のメジロドーベルも応援に駆けつけてくれました。
流石は差しウマ娘。固有スキルでスピードを上げ、息を吞むほどのごぼう抜きで鮮やかに勝利を浚っていきます。
次の目標レース「阪神ジュベナイルフィリーズ」はGI。出走するためのファン数が足りないため、勝てそうなレース「芙蓉ステークス」に出走します。掛かった結果スピードが上がり、上手く勝つことができました。
思わず頬をゆるませた彼女にこちらも口角が上がりますが、速攻で牽制されてしまいました。流石は女帝です。
最初こそトレーナーに厳しく接している風に見えましたが、この子のトレーナーに置いている信頼の大きさたるや中々のものです。後輩を𠮟咤激励するイベントで”頼りがいのある杖”としてこちらを見やってくることもあれば、レース出走前は「貴様は大きく構えて、眺めていろ」とまで言ってくれます。
自分の指導教員(トレーナー)に対してここまでの自信を示せるのってすごくないですか?
ちなみにそうやって送り出した阪神ジュベナイルフィリーズは4着に沈みました。……まぁそういうこともある。
さらにその後「ホープフルステークス」ではゴルシに敗れました。
悔しさと共に年を跨ぎ、2年目に入って早々。学園にて悪戯を仕掛けたゴルシを追いかけるイベントが発生。見事に捕らえていましたが、できればその追走劇は先月のレースで見せてほしかったものです。
ところで、インターネット上で流通しているエアグルーヴの印象と言えば、
- 定期的にトレーナー宅に掃除に上がり込まないと禁断症状が出る
- シンボリルドルフ会長のダジャレに気づけなくてやる気が下がる
辺りが有名かと思います。いざ育成していてこれらの印象に関連するイベントが発生すると「お、予習で知ってるところだ!」といくらか心が躍ります。
どうやらダジャレに気が付けた場合、やる気は上がるみたいです。
また、エアグルーヴが自宅を掃除しに来るようにもなりました。Pixivで見るやつ……!
(トレセン学園のNo.1とNo.2が押しかけてくるとか絵面がちょっと豪華すぎる)
ティアラ路線1戦目・桜花賞を見据えたある日、可愛い後輩、メジロドーベルに「私を“理想”としてみろ」と発破をかける一幕が。よほど自分に自信を持っていないとこの一言は出せないでしょう。
1年が経ち、少し表情が柔和になってますよね。私はこの僅かな表情の差異に堕ちました。
いざ往かん桜花賞、ここで勝ったらPhantasia。願いを込めてターフに送り出したのですが結果は3着。
しかも目覚まし時計を1個消費したうえで。幸先が悪い……。
2戦目・オークスは彼女も特に重要視していました。何でも彼女の母がこのレースを制していたのだそうな。
母も勝ったレースに自分も勝ちたい、そこには後輩の憧れとして、女帝を目指す者として振舞うエアグルーヴではなく、母に産み落とされた1人のウマ娘としてのエアグルーヴの姿がありました。
絶対に勝たせてあげたかったのですが結果は3着。
なまじ目標の5着以内を達成しているためストーリーは進んでしまいます。目覚まし時計を使ってリセットすることもできず、ただ悔しさだけが残る結果。
オークス母子制覇は叶いませんでしたが、育成自体は続行。最終3戦目・秋華賞で勝ち星を挙げ、「彩Phantasia」を獲得すること自体はできました。
その後3年目は、エアグルーヴがサイレンススズカ相手にやけに卑屈になる場面こそあれ順調に勝ち進み、URAファイナルズまで何とか制してくれました。1回目の育成で「うまぴょい伝説」まで辿り着いたのはウオッカ以来2人目。
とはいえ、オークスを勝たせてあげられなかったのが悔やまれます。ほろ苦い後味を残して育成を終えたのでした。