3度目のミホノブルボン育成、初めての3年目。
努力は適性を超える、という1つの結論がもたらされたところで、今度は「勇気」にスポットが当たります。この2年、トレーナーは「君は勇気を与えるウマ娘になれる」と何度も言葉をかけていたのでした。
次のレースは半年後(13ターン後)の「ジャパンカップ」。トウカイテイオーが出走します。長期間の故障を経て不死鳥のごとくレースに復帰、後から名を上げたミホノブルボンを意識して練習に打ち込んでいます。これにはブルボンも「勇気」を貰ったようです。
その夜、トウカイテイオーもまた、ミホノブルボンを意識していることがわかりました。半年後の激突が楽しみです。
ここでさらにブルボンの口から勝負服のルーツが明かされました。幼いころに観た宇宙空間を戦闘機が飛び交うSFアニメ。非現実的な、人間(ウマ娘も含む)が生身では到達しえない領域の光景に幼き頃の彼女の心は釘づけにされたのだそうな。……カッコいい勝負服ですね。(前々回の己を愧じる)
夏合宿を控える6月後半、ついに4thライブが開催されました。
新たに獲得した楽曲は、
11.ぼくらのブルーバードデイズ
…ウオッカ、ダイワスカーレット、ゴールドシップの3人のユニット曲。サビの勢いが爽快。Bメロ辺りのソワソワ感が初々しいですね。
12.春空BLUE
…BNW3人のユニット曲。意外とバラードでびっくり。歌っているウイニングチケットが判別できませんでした。
13.グロウアップ・シャイン!
…アニメ1期のED曲。トレーニング時に貰えるスキルPt.が増えるのでもっと早めに獲得しておくべき楽曲でした。
の3つ。育成中の動画を遡って調べるのは簡単ではありませんでした。
ライブも見事大成功。ウマ娘たちを中心とする草の根の活動が実を結び、グランドライブ再建計画の舞台は政治の世界に移っていきます。
そんなある日、説明会が開かれました。当初から参画に携わっていたアグネスタキオンがウマ娘たちを煽る煽る。でもライブってそういうもんですよね。感情と感情のぶつかり合い。
さて、秋も深まる頃。「ジャパンカップ」。久々のレース出走です。
お見事。「Special Record!」に酔いしれます。
この結果にトウカイテイオーは悔し泣き。
一方、「勇気を与える」ことの感覚をモノにしたブルボンは、次なるレースに年の瀬のグランプリ「有馬記念」を目指す決意を固めます。元々自ら主張をしない彼女が次のレースを選ぶのは初めてのこと。トレーナーも驚きと喜びが隠せません。
“新曲”も固まり、「グランドライブ」の開催ももうすぐです。
あっという間に時間が流れ、12月後半。
有馬記念を控えたある日の「クリスマス」。どうしても有馬記念がその前後に設定されるため、ウマ娘とそのトレーナーの間ではクリスマスは前借するのが一般的なようです。
というわけで、ブルボンの提案を受けて、コマンド「クリスマスパーティー」を実行します。
Program 01―クリスマスソング「ジングルベル」
仏頂面で…!! 不器用・無表情ながらもグイグイ押し込んでいくのがブルボンの強み。楽しくなってきました。
Program 02―歓談・食事タイム
……え、手料理10品!?
Program 03―プレゼントタイム
手編みのマフラー!!!!嬉しい!!
ここで「よかった」と。思わず彼女の敬語が崩れています。本当に本音が漏れてるんでしょうね。彼女だって漏れる本音がある生身の少女なんですよ、どれだけロボットと言われようとも。
マフラーは均一な単調作業が得意な彼女だからこそのチョイスでしょう。そういえばバレンタインデーも72時間コンチングに費やしてたんでしたっけ。是非その動画が見てみたい……。
さて、愛バとの関係に心温まったところでその日を迎えました。いろはトレーナー、初めての「有馬記念」です。中山競馬場には雪が舞っています。
肩と鼠径部の露出が著しい勝負服を身に纏っている愛バが寒そう。帰ってきたらマフラーを巻いてあげるのが紳士的な対応というものでしょうか。
悲しき哉、「出遅れ」。大体出遅れたら掛かってペースが不安定になり固有スキルが発動しない彼女。頭の中に暗雲が立ち込めます。最後の目標レースだけあって、1着を獲ることが求められているため、天に祈る気持ちでターフを見つめます。
ところが、憂いも粉雪も全て吹き飛ばす見事な走りっぷり。圧勝です。
走り終え、「最強」と称える声援を受けた彼女の瞳からはぽろぽろと涙がこぼれていました。思わずこちらももらい泣きしそうになる。
「あなたの夢、私の夢は叶うのか」とすらアナウンスされる大舞台、あまつさえそこでの初勝利。プレイヤーとして感動しないわけがありません。
翌日、有馬記念のことを書いた記事が出回っており、ブルボンと一緒に目を通します。彼女が元々スプリンター気質であることを知っている往年のファンは、彼女から「もっと頑張らないと」という勇気を貰っていたようです。3年を費やした努力の証明が実を結びました。
さて、クリスマスから大みそかにかけては、テレビ欄を音楽番組が埋め尽くします。ウマ娘の世界もそうかは存じませんが、いよいよ「グランドライブ」のその日がやって来ました。ハローさん、スマートファルコンと中心になって3年かけて進めてきた計画が遂に日の目を見ます。
ここまで、新たに、
14.七色の景色
…サイレンススズカのソロ曲です。キャラソンがここで登場するのって羨ましいですよね。うちのブルボンはまだキャラソンすら無いのだから。
15.ユメゾラ
…タマモクロス、サクラバクシンオー、ビコーペガサスの3人によるユニット曲。チーム競技場で流れている曲の1つですね。
16.世界は僕らの言いなりさ
…メジロマックイーン、エルコンドルパサー、テイエムオペラオーの3人によるユニット曲。楽曲の世界観に対してテイエムオペラオーの主張が強い……。
17.大好きのタカラバコ
…生徒会3人のユニット曲。3人とも歌が上手すぎるんですよ……。この中だとエアグルーヴが1番好きです。
も獲得してきました。”新曲”「GIRLS' LEGEND U」を加えて通算18曲。
錚々たる18曲が並びました。選択肢には「木漏れ日のエール」もあったのですがポイントが足らず泣く泣く見送りました。ここに「winning the soul」や「NEXT FRONTIER」といった楽曲も加わるのでしょうか。何とも豪華なセットリストが組めそうです。
ついに「ON STAGE」の瞬間を迎えました。
Cygamesのロゴが浮かんでくるオープニングのあのシーンだ……。
このジャンプの高いこと。
感慨無量。もはやこのゲームのエンディングじゃん。
グランドライブ大成功 祭りの後のセンチメンタル。
画面から目を離して窓の外に目を向けると、すっかり日も登っていました。
今日も昼から大学に行く用事があるんだった、さぁ寝ようか、と思った矢先……。
マジっすか。ここからURAで最大3回走るんですか……。(もはや僕の体力の問題)ゴルシとマックイーンらの夏イベントがこの日の午前中で終わるため育成を中断するわけにもいかず、ゲームプレイ続行です。
幸い、新シナリオの恩恵を存分に授かっているため順調に予選、準決勝を勝ち進み、決勝へ。メジロドーベルの差し脚にひやりとしましたが何とか1着をもぎ取ることができました。
まさか目覚まし時計を1つも使うことなくここまで来れるだなんて。
URAファイナルズのウイニングライブは相変わらず「うまぴょい伝説」らしいですね。
育成終了。最後は彼女の実家に一緒に帰省することになりました。彼女の話に度々登場していたお父さんと遂にご対面です。幼少期から自らのトレーニングを指導してくれたというお父さんと、マスターとの差異を確かめたかったのだそう。
3度目の正直。最終的に獲得したファン数は34万人に膨れ上がりました。
評価点に至っては初めての5桁到達。初めてAクラスに手が届きました。
初めてグランドライブシナリオで育成したため飛ばせるイベントも無く、楽曲たちにも触れて記事を作成したのでかなり長丁場の連載となってしまいました。ここまでお読みいただいたことに感謝します。
次回は「第5話 ゴールドシップ」でお会いしましょう。