我が日常の裏・表

いろはす/芭蕉(Twitter:Irohasu1230)のTwitterに収まらない話

【回想録】芭蕉的、あの年のフェイバリットソングを振り返る ~第3回・2017年~

 東京への引越し、修士論文の執筆と発表により、ブログのことを気にかける暇がマジで無かった2月が逃げるように過ぎ去っていき、気が付いたら3月になってしまいました。

 ちょうど今日、6歳年下の妹の大学受験の合格が発表され、自分の合格発表の時以上の喜びを噛み締めていた次第です。連載の第3回となる今回の記事は、自分が大学受験に臨んだ、2017年について振り返ってみたいと思います。

【前回の記事はコチラ】

【回想録】芭蕉的、あの年のフェイバリットソングを振り返る ~第2回・2016年~ - 我が日常の裏・表

 

 高校2年のうちに英語と数学を安定させる大逃げの戦術で、時にはクラスメイトから反感すら買いながら、滑り止め無しという背水の陣に臨んでいたあの頃。

 ありがたいことに悠々と合格を勝ち取って、こうして6年間の学生生活を謳歌させていただきましたが、それでもしんどいものはしんどかったです。当時の塾帰りの街中で、意味も無く自転車を止めて撮影した無機物の写真等が、現在軸で言語化するとチープになり下がる当時の心境を物語っています。

 

 それでは本題に入りましょう。ルールは下記の通りです。

 

<ルール>

・対象はその年発売・公開された曲に限る。

・1アーティスト/グループにつき1曲のみ選べるとする。

 

 18年3月までの区間で8曲を取り上げます。

 

1 「砂の惑星」 米津玄師

youtu.be

 2017年と聞いて避けては通れない名曲です。夏期講習で塾に通い詰めていた頃に公開され、毎日休憩スペースでご飯を食べながら聞いていた覚えがあります。日に日に数十万のオーダーで再生数が増えていく様には恐ろしさすら感じました。神速の如き伝説入りでしたね。

 前回の記事で紹介した、日向電工さんの「ムーンウォークフィーバー」とのマッシュアップもおススメです。どっちも”王の帰還”曲なのもミソ。ムーンウォークフィーバーにより砂の惑星のサビが勢いを増しています。

www.nicovideo.jp

 

2 「絶対的」 ヒトリエ

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 「砂の惑星」と対になるように「アンノウン・マザーグース」が発表された今年。対になったのは実は偶然だったみたいですね。ヒトリエから選曲するなら私的には絶対的に「絶対的」です。2分半の劇薬。高校の授業の合間の短い休憩時間にキメていました。強烈なイントロと、「アンハッピーリフレイン」を彷彿とさせるBメロのキメが爽快ですよね。ファーストテイクなMVもまた見ごたえがあります。演奏シーンだけだからこそ見入ってしまう。特に終盤イガラシさんのストラップが外れるシーンは強烈。

 

3 「オータムブリーズ(Re. arr)」 out of survice

soundcloud.com

※ベストアルバムには上記音源のリアレンジ版が収録されています。

 この頃はout of surviceが新体制になって活動を加速させるという話もありました。ボカロ時代の楽曲のベストアルバムが発売されるというので、タワーレコードに買いに走ったのも懐かしい話です。「スクランブルエッグガール」のスラップベースが進化していたり、「錻のツバメ」「西新宿JCT」の雰囲気が変化していたりと既存楽曲も大きく変化していて飽きの来ない名盤でした。その中から取り上げるならこの曲です。真っ当にラブソングっぽい。ベースラインの主張がそこそこ激しいのが好きです。

 

4 「シャルル」 須田景凪

youtu.be

 いまだにカラオケランキングの上位に君臨するこの曲も2017年産です。センター試験が迫っていた年の瀬の冬、YouTubeを漁っていた際に初めて聴きました。個人的には須田景凪さんのセルフカバーの方が好みです。サビで声が裏返る瞬間の浮遊感が絶品。

 

5 「ドラマツルギー」 Eve

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 呪術廻戦やポケモンとのタイアップでヒット曲を飛ばす、須田景凪に並ぶニコニコ動画上がりアーティスト・Eve。彼の最大ヒット曲「ドラマツルギー」もこの年でした。あのスタイリッシュで厭世的な空気感が中二病心を刺激してくれました。

 

 さらに年を跨いでもう3曲。

 

1 「リコレクションエンドロウル」 ツミキ

youtu.be

 受験直前期に知ったのはツミキさんも然り。「トウキョウダイバアフェイクショウ」を筆頭にwowaka・日向電工に次ぐモノクロスタイリッシュ超高速ボカロックの新鋭として当時から注目を集めていた気がします。当時は楽曲ごとに使用するボーカロイドを変えていたのですが、その3曲目、初音ミクを起用した「リコレクションエンドロウル」は中々のヒットだったのではないでしょうか。なんてったって初音ミクだからこそ氏のwowakaに対するリスペクトがより光っている気がします。STT(スーパーツミキタイム)が2段構成で、そこから溜めてサビに突入する疾走感が堪らない1曲です。

 

2 「Lemon」 米津玄師

youtu.be

 ドラマ「アンナチュラル」の放映は2018年1月期。つまりセンター試験から二次試験までの受験期の最終盤と並行していた格好になります。毎週金曜日はドラマ観たさに自習室を少し早めに退室して帰宅したんだったっけ。この曲が米津玄師の名を一段と日本中に轟かせましたよね。よもや紅白までつかみ取るとは。

 

3 「BLUE」 ポルカドットスティングレイ

natalie.mu

 ヒトリエ東京事変を足して2で割ったような、MVに芸人を起用することで評判のポルカドットスティングレイがメジャーデビューしてきたのもこの頃でした。「みずほ」のCMソングで聴いたのが無性に耳に残り、iTunesStoreで購入しました。サビの脱力感が落ち着きます。

 

 大学受験編ということで、今回は8曲書いてみました。今となっては売れに売れているアーティストが多いですね。

 次回は大学デビュー編として、2018年4月から12月までに焦点を当ててみたいと思います。ここまでお読みいただき、ありがとうございました。