我が日常の裏・表

いろはす/芭蕉(Twitter:Irohasu1230)のTwitterに収まらない話

【2022歳末シリーズ】芭蕉的、今年のフェイバリットソング

(2022.12.24 "はてな"公開/2023.05.30 "はてな"修正&"note"公開)

 寒いですね。最近はもっぱらこんな感じで日々を過ごしています。

シャリタツいろはす)~くたびれたすがた~

 ブログ始めたからには、その年の終わりに、その年に産まれたお気に入りの楽曲を紹介する記事を書いてみたいとずっと考えていました。そういうわけで、本記事では今年世に放たれた新曲たちの中から、私、いろはす芭蕉の渾身のお気に入りをご紹介したいと思います。ただし、下記のルールに基づくこととします。

 

<ルール>

  • 対象はその年発売された曲に限る。
  • 1アーティスト/グループにつき1曲のみ選べるとする。

 

 それでは早速ご紹介していきましょう。今年は4曲かな。

 

1 「Quit.」 ヒトリエ

 6thアルバム「PHERMACY」の最後を飾ったイガラシ作の曲です。今年はシノダだと「ゲノゲノゲ」、ゆーまおだと「風、花」が特に好きですが、ヒトリエが今年リリースした11曲の中から1曲を選ぶなら、ということでこの曲を推すことにしました。

 サビの歌詞「スピードに魅せられて」の“ピ”の瞬間が持つ爆発力が好きです。あと最後の「居なくとも」の“な”で魂がこもり過ぎて声が一瞬しわがれるところも。

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 足しげく通ったライブでも何度か聴きました。本編最後のMCの、シノダによる夏の別れを惜しむ前口上の後で演奏されるため、この曲が Summer Flight Tour 終盤のハイライトでもありました。ライブで聴くからこそ、ゆーまおのドラムの爆音やイガラシのコーラスといった、音源では整えられてしまっている部分をありのまま堪能できたのが良かったです。ライブ音源の発売が待ち遠しいですね。待ち遠しいですね。

 

 

2 「KICK BACK」 米津玄師

 言わずと知れた現在話題沸騰中のアニメ「チェンソーマン」のOPですね。

 初めて聴いたのは先日のライブのとき。セットリストに新曲として入っていることだけは知っていたので心準備はできていたんですが、いざ初めて聴くと、真っ赤な照明の下で燃え盛る炎と、禍々しいダンス、そして何を唱え、がなっているかよく聞き取れなかった歌詞とが渾然一体となってのしかかってくるようで、終始「なんかよくわかんねぇけどとんでもねぇ曲だな」状態でした。

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 それから数日してMVが公開され、iTunesStoreでの配信が始まり、ライブでは聴きとれなかった歌詞を含め、落ち着いてこの曲を堪能できるようになりました。なるほど、あのゴニョゴニョ唱えていたのは「努力 未来 A Beautiful Star」だったのか。

 「努力 未来 A Beautiful Star」に洗脳される感じの中毒性と、「幸せになりたい 楽して生きていたい」という享楽的な歌詞の虜にされ、ずるずるとリピート再生しているうちに今日に至っています。

 

3 「カンゴクカタストロフィ」 Etori

 気鋭の新人ボカロP。Etori氏の8曲目です。友達がこの方の曲をTwitterで紹介していたのをキッカケにハマりました。ご本人のTwitterのフォローがwowaka、MARETUの2人しかいないところがこの方の作風を端的に表しています。個人的には世界観と電子音の使い方からして日向電工の要素もかなり感じています。

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 複雑な変拍子から成るイントロはさることながら、サビのまくし立てるような展開が中毒性をより一層際立たせます。歌も含めた”音”の塊が耳に入ってくる瞬間の快楽は今年ピカイチでした。

 

4 「ユースフルアイズ」(ウマ娘

 ウマ娘関連楽曲から1つ。サクラローレルというウマ娘のキャラソンです。

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 自分でもソシャゲにここまでのめり込むことになろうとは夢にも思っていませんでした。アイドル的な側面を有するキャラクターによるウイニング”ライブ”もメインに据えるコンテンツ故、キャラソンを含めてどの曲も丁寧に作られています。

 その中でもサクラローレルのキャラソンは別格です。サクラローレルは、今年に入って追加されたキャラクターながらも、春から彼女を主人公に据えた漫画が掲載されている、ウマ娘全体を背負う次なる看板娘の1人です。

 私はこの娘のために、初めてガチャの天井を叩きました。

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 「漫画が大いにヒットしてアニメ化されるとしたら、この曲を主題歌に使い回すつもりなのではなかろうか」、と思わず邪推してしまうほど強い覇気を纏っている曲ですよね。

 楽曲自体は正統派のギターロックです。BPMも196?とだいぶ速く、昔からヒトリエや米津玄師を筆頭に、速いロックを聴いて育ってきた身にはぶっ刺さりました。聴いていて気持ち良いポイントは、

  • 1サビ「どんな冬でも」の浮遊感。ベースラインがふわってしています。
  • 2サビ直前のシンバル2拍
  • 2サビ後の「諦めた瞬間でゴールは」の“ら”のファルセット
  • ギターソロが終わった後大サビに向かう直前のキメ2回
  • 大サビのメロディが上に跳ねるところ。特に「開花寸前散らされても」「花は咲くよ」

辺り。こうやって列挙すると多いですね……。

 

 さて、ここまで4曲ほど紹介してきました。2023年はどんな曲がでてくるのやら。