我が日常の裏・表

いろはす/芭蕉(Twitter:Irohasu1230)のTwitterに収まらない話

【回想録】芭蕉的、あの年のフェイバリットソングを振り返る ~第1回・2015年~

 昨年、”歳末シリーズ”なんてカッコつけて、フェイバリットソング4選!!という記事を出したんですが、まぁお読みいただいていないですよね。

 

kubinaga1230.hatenablog.com

 

 場末の個人ブログの醍醐味みたいな記事。ブログを初めたからにはやってみたかったので個人的には満足なのですが、せっかくなので過去に遡ってみたいと思います。終わりゆく学生時代の、記録を残す意味も込めて。

 

 

 私が自分でCDを買ったり借りたりして音楽プレイヤーに取り込むようになったのは、高校生になってからのことです。当時から1,000円すら気軽に出せない性分でしたが、毎週、塾の帰りに近所のTSUTAYAに通っていました。「アンハッピーリフレイン」や「アザレアの心臓」といった不朽の名作や、「魚図鑑」や「両成敗」のような話題の作品を聴き込むに至ったのもそうしたご縁があってのことです。

 Tカードを作った、高校1年生の夏が始まりでした。自分の青臭さを保存する意味も込めて、当時から自分がどういう曲を聴いてきたのかを振り返り、書き残してみようと思います。半年くらいかけてじわじわと進めていきたいですね。

 

 ここで一度、ルールを確認しておきます。

 

<ルール>

・対象はその年発売・公開された曲に限る。

・1アーティスト/グループにつき1曲のみ選べるとする。

 

 それでは始めましょうか。初回は2015年(高校1年生)に発売された楽曲です。

 

 Tカードを作ったこの夏、膨大な夏課題の合間を縫ってTSUTAYAに通い詰めていました。この頃からヒトリエと米津玄師をリアルタイムで追っていたため、結局この連載には両アーティストの曲が確定で入ってくることになります。

 

1 「シャッタードール」ヒトリエ

youtu.be

 「るらるら」や「インパーフェクション」のような超高速ダンスロックの源流として名高かったヒトリエが繰り出した、BPMが200から一段落ちる新機軸のファンクナンバーです。

 wowakaの誕生日である11月4日のリリースに先駆けてライブで披露されていたといいますが、地方都市にいた高校生の私にはライブなど夢のまた夢。MVの公開を待つばかりでした。

 ところがいつまで経ってもMVは公開されません。いよいよ迎えたフラゲ日の11月3日(祝)。進研模試を耐えて赴いたタワーレコードの視聴機が、私とこの曲との出会いでした。

 水晶玉を転がすようなイントロ、裏声で浮遊するサビ。wowakaの新たな抽斗をこじ開けたこの曲の中毒性に、ずぶずぶと私は引きずり込まれてしまったのでした。

 

2 「Blue Jasmine」米津玄師

open.spotify.com

 当時は知る人ぞ知るサブカル界の雄だった米津玄師。「アイネクライネ」をヒットさせていたものの、その知名度は今よりはるかに劣っていました。ヒトリエと米津玄師のつながりを匂わせる写真が数多く撮られていた古き良き時代です。

 この年、米津玄師は3rdアルバム「Bremen」をリリースしました。「Blue Jasmine」は、その最後を飾った爽やかな1曲です。

 私が惹かれたのが、アコースティックギターの爽やかな和音だったのか、曲中世界の相手に対する愛情をつづった歌詞だったのか、今となっては憶えていません。ただ、当時は交際相手の顔を思い浮かべながら聴き込んでいました。それだけは確かです。

 

3 「洗脳」Neru

nico.ms

 2ndアルバム「マイネームイズラブソング」に収録されている1曲です。珍しくリンとレンが両方起用されています。この頃のNeruさんというと、尖った歌詞でテンポの速い楽曲が多かったイメージが強いですが、この曲だけは歌詞こそ尖ってネガティブでもテンポが緩く、だからこそ沁みるように耳に届いてきたのでした。

 その曲ばかり何度も繰り返して聴くというよりは、入れ替わりの激しいお気に入りプレイリストで人知れず生き延びてきたような、そういう付き合い方を続けてきたような気がします。

 

4 「ラブレター・フロム・メランコリー」カラスヤサボウ

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 後に「お願いマッスル」で大ヒットを飛ばしたあの人の曲です。この時点でも「ジャバヲッキー・ジャバヲッカ」や「ダンスダンスデカダンス」といったヒットチューンを送り出していました。

 そのキャリアにおいて唯一初音ミクに歌わせた曲ですが、その調整はミクらしからぬ鋭い声色。ギターとシンセサイザーとボーカルがそれぞれに尖った、驚異的な中毒性。毎日ニコニコ動画に足を運んだのを覚えています。(まだ伝説入りしてなかったんだ……!!)

 

5 「ピグマリオン」out of survice

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 現在はコニシハヤヲ名義で活動されています。処女作の「サイコモーション」、”地獄型人間動物園”に顔を並べた「M‘AIDER遭難ガール」辺りが有名でしょうか。

 この人の真骨頂はその調声技術。息遣いはまるで人間が歌っているかのようです。

 ギター、ベース、ドラム、どれをとっても上記4曲と比べてシンプルなんですが、だからこそ素朴に素材の味を楽しめるのが好きです。

 

 ともかくこの頃は、割とニコニコ動画にも入り浸っていました。先日ポストした日向電工さんごめんなさいシリーズとか、out of surviceさんの楽曲もよく聞いていましたね。当時は、前者の"オマージュ"だとか後者の"ストーリー"だとか細かいことはつゆ知らず、ただその表面的な音楽に浸って満足していましたが。

 

 さて、初回はこの辺りで筆を置きたいと思います。次回は2016年(高校2年生)の頃のお話です。研究から現実逃避する散文でしたが、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。