グラスワンダーが中央で踊る「うまぴょい伝説」が観たい。
それが僕のこのゲームにおける目標です――。
前回の更新からかなり日が空いてしまいました。やれゼミだバイトだと過ごしているとブログにまで手が回らない。せっかくハマったコンテンツなので初心者向けのサクラバクシンオー以外にも色々な娘の育成に手を出してみたいところ。バクシンオーを育成して痛感したんですが、やはり短距離→マイル→中距離→長距離と徐々に距離の長いレースに適した娘を育てていくのが良さそうです。いかんせん距離が延びるほど必要な数値が多いし。
というわけで第2話として選んだのはこの子「ヒシアケボノ」。
タマモクロス実装記念に何となくガチャを回したらすり抜けてくれました。彼女の魅力はその体躯の大きさ。180cmの身長は全ウマ娘でも最大。そこで今回は前回の追伸でURAを制覇したバクシンオーを継承親に据えて臨んだ、3度目の正直の模様をお届けします。
デカい。
目の前にいるだけで異様な圧迫感をもたらしてくれます。性格も温厚でまさに包容力の化身。度々トレーナーにも様々な手料理を振舞ってくれます。同級生に料理を振舞うイベントも多く、ビコーペガサス(カレー)、タイキシャトル(ピザ)、スーパークリーク(お弁当)……と友人関係がとても広い。ちなみに一番思い入れのある料理はちゃんこ鍋らしいです。
彼女自身も誇りに思う巨躯を活かしたいという方針の下、しばらくは身体づくり(仕込み)に精を出すことになりました。とはいえ必要なレースにはある程度出走していきます。
まずはメイクデビュー。
勝利!
それからはファン数をひたすら増やしていきます。今年の年末までに3千人に、2年時の夏合宿までに1万人に増やすのが目標。
というわけで適当に選んだ小倉ジュニアステークス。(G3)
勝利!とりあえず3000人達成。
そして1年時に出られるGIレース・阪神ジュベナイルフィリーズ。
……辛勝。1万人も達成しちゃいました。
またファン数を増やす手段がレースばかりじゃないのがウマ娘の面白いところ。キャラクターによってはSNSによる配信にも手を出しているんだとか。有名どころだとカレンチャンですよね。
ヒシアケボノも定期的にお料理配信をしていたそうであり、ついに今回満を持してトレーナーも呼んでみたとのこと。教員ならこの時点でお縄ですね。
にしても女子学生の配信に呼ばれるって、これレースとは別の意味で緊張しただろうな……。
さて、年が明けました。新年早々大量のおせち料理と共にトレーナーの元へ訪ねてくれました。おせち料理を手作りとは強すぎやしませんかね。
そんなボーノの料理に対する好奇心は留まるところを知りません。マーベラスサンデーとプラネタリウムを訪れた際には宇宙食への挑戦も語っています。
短距離路線における「ヒシアケボノ VS ビコーペガサス」のカードについて、失礼なコメンテーターや彼女の体格しか観ていないファンに憤りを覚える一幕もありましたが、これにて「仕込み」もひと段落。これより本格始動です。
ところで、2年時の夏までに1万人のファンを集めることが目標なわけですが、より多く1万5千人のファンを6月までに獲得するとあることに挑戦できます。
それがGIの2大マイルレースの1つ「安田記念」への出走です。阪神ジュベナイルフィリーズで勝利して1万5千人を超えていたため、今回安田記念にも挑んでみました。その直前にやる気ダウンのイベントが多発して気が気でなかったんですが……。
ニシノフラワーをかわして辛くも勝利。ウイニングライブは「本能スピード」です。
そしてファン数1万人達成を記念してオフ会を開催、ファンの皆さんとちゃんこ鍋を作り合いました。中学生の行動力ちゃうやろ……。
そして夏合宿へ。合宿後半には2人で花火を観に行きました。ボーノに肩車されながら……。
ビコーペガサスとの対決が注目されたスプリンターズステークスはサクラバクシンオーに惜敗しました。
が、マイルCSには勝ちました。やはりこの子にはマイルが向いているみたいです。
(ウオッカ地味に手ごわいな……)
それから瞬く間に年を越し、3年目、シニア級に進級しました。
バレンタインにはチョコレートちゃんこ鍋を振舞っていただきました。
“あたしの特別な人”、ですってよ。
脱線しますが、カワカミプリンセスの日本語のセンスが好きです。上品さと野蛮さを両立させる絶妙なバランス感覚、どうやって養ってきたんだろう。
あ、トレーナーがゾンビ役……死では??
一応スーパーゾンビを名乗るなどトレーナーもノリノリですが、“あたしのご飯を食べるより力がついちゃったの!?”って、
何そう自分のご飯こそがトレーナーにとって一番であるみたいな言い方してくれちゃってんのさ。
しれっと高松宮記念に勝利しました。
ビコーとの勝負もここまで。ここからはタイキシャトルがライバルです。
それからさらに安田記念を連覇。(びっくり)
順風満帆に短距離レースを総なめしてきましたが、ここでヒシアケボノの脚に違和感が。人々を魅了する力強い全力疾走が脚に想定以上の負担をかけていたのだそうな。サイズダウンも視野に入れて今後の方針を考えなさい、とのこと。
そう簡単にまとまらないもので、スプリンターズステークスの結果如何で考えることに決まりました。
夏合宿を経て、運命のスプリンターズステークス。天候は雨。
勝った!!!さらにレースの後でお米様抱っこされたかと思えば……
"いつもの”キッチンへ誘拐されてませんかね……。とはいえこの場でヒシアケボノがちゃんこ鍋にかけてきた思いを聞くことになりました。ちゃんこ鍋は相撲部屋のアイデンティティであり、守っていきたいもの。彼女のレースにおけるちゃんこ鍋とは、自らの体躯でありパワー。競技者としての寿命を削りかねないことも承知の上で、その体躯を維持しながらこれからも走っていく決意が、彼女の中で固まっていたのでした。それを受けてトレーナーもこの一言。
マイルチャンピオンシップでのタイキシャトルとの決戦に向け、準備を進めるヒシアケボノ陣営。最後はさらに大きくなることで勝ちに行くことに決めました。やっぱり最終決戦ってデカいもの同士の対決が燃えるじゃないですか。ルフィVSカイドウもそうでした。
因みに彼女、3年目はトレーナーに料理を仕込んでくれています。
“あたしたちならなんでもできちゃいそうだねぇ”
決着のマイルチャンピオンシップ。
勝利の女神はこちらに微笑んでくれました。3度目の正直の目標全達成です。
(1回目は安田で、2回目はここで目覚まし時計を使い切ったんですよね)
そして迎えたクリスマス。大量の料理を用意してくれているに違いないという期待をかけるトレーナー君。君はもうヒシアケボノから離れられないのでは……? ボーノは今年のクリスマスは家族でまったり過ごしていた幼少期のことを思い返し、トレーナーと2人きりで過ごしたかったことを教えてくれました。来年もそのまた来年も……。
というわけで迎えた来年。目覚まし時計を2つ残してURAファイナルズが幕を開けました。予選を難なく通過して準決勝へ。
一度サイレンススズカに敗れるも目覚まし時計を1つ使って何とか勝利。
決勝。1回目――。
ホーム画面に据えている我が最推し・グラスワンダーに敗れました。
彼女がセンターで踊る「うまぴょい伝説」が拝めるなら悪くない……。
しかし今この瞬間はヒシアケボノのトレーナーです。
3年を添い遂げ、何ならその先も末永く人生を歩まんとする愛バの勝利を願わずして何を願おうか。そう思い最後の目覚まし時計を使用しました。最終戦は……。
タイキシャトルにも敗れました。タイキシャトルなのが余計に悔しい。
こうしてヒシアケボノと臨んだ3年間は幕を閉じました。
応援の御礼のために最後に配信に出ることに。
その日のお料理はバウムクーヘンでした。
マイルに向いているウマ娘を適当に選んだつもりが、とんだ純愛物語でした。
どっちからの感情も重いよ……。
~追伸~
……体躯、性格からして惚れて舞うやろという感じなんですが、この子の二次創作って少ないですよね。
物語は続く。グラスワンダーがセンターに立って「うまぴょい伝説」を踊る日まで。